こんにちは、プロ講師のひかるです。
家庭教師のバイトが気になる…
メリットとデメリットが知りたい
そのように、家庭教師のアルバイトをするかどうか悩んでいる大学生も多いのではないでしょうか?
今回の記事では…
がわかります。
私自身、大学生の頃に、家庭教師のアルバイトをしていました。
また、現在もプロ家庭教師として生計を立てています。
みなさんのバイト選びの参考になれば幸いです!
元塾講師・プロ家庭教師が解説します!
大学生が家庭教師のアルバイトをするメリット
まず、家庭教師のバイトのメリットから見ていきましょう。
大学生が家庭教師のアルバイトをするメリットは…
- これまでの知識を活かせる
- わかりやすく伝える経験を得られる
- 時給が高め
- スケジュール変更(振替)の融通が利きやすい
- 夕方以降の時間を有効に使える
の5つです。
1つずつ見ていきましょう。
これまでの知識を活かせる
まったく未経験の分野でアルバイトをするのもいいでしょう。
でも、今までの知識や経験を活かせる仕事だとスタートしやすいですよね。
家庭教師のアルバイトなら、これまで自分が学んできた知識を使って働くことができます。
関係代名詞とか三平方の定理とかやな
自分ががんばって勉強した学年や教科で、お仕事できます。
中学受験を経験 → 中学受験・中高一貫生の指導
高校受験を経験 → 小学生・高校受験の指導
大学受験を経験 → 大学受験の指導
英語が得意なら英語で、数学が好きなら数学を担当することができます。
また、大学に合格して入学するまで、塾や予備校に通っていた人も多いと思います。
中には、家庭教師を利用していた人もいるでしょう。
ですので、他のお仕事よりも比較的「自分が働いている姿」をイメージしやすいはずです。
まったく未経験の仕事には、飛び込みにくいものですよね…
接客って緊張しそう…
たくさんの人と接するのは苦手…
力仕事はムリそう…
でも、イメージが湧いている身近な仕事なら、アルバイトをスタートしやすいでしょう。
わかりやすく伝える経験が得られる
相手に教えるには、まず自分が理解している必要があります。
そのうえで、相手が理解しやすい形で伝えなければなりません。
家庭教師のアルバイトでは、そういう「伝える」経験ができます。
なかなか理解してもらえない、もどかしい経験ができます!
特に教師を目指している大学生には、ぴったりのアルバイトでしょう。
ただ、教員を目指していなくても、相手にわかりやすく伝えるスキルは、どんな仕事でも求められます。
- 上司
- 部下
- 取引先・顧客
を相手に説得したり、プレゼンしたりすることがあるでしょう。
わかりやすく教えるスキルは、将来とても役に立ちますね。
就職活動の自己PRとしても使えます。
時給が高め
家庭教師アルバイトの時給の相場は…
平均時給 1,282円
求人ボックス給料ナビ(2023年10月)
となっています。
厚生労働省の統計によると、2023年の最低賃金の全国平均は1,004円となっています。
最低賃金に比べると、塾講師のアルバイト時給は高めに設定されていますね。
最低賃金は、都道府県によって違います
実際には、1,500円以上からスタートできる求人も多くあります。
家庭教師バイトの時給は、いろいろな要素によって違ってきます。
くわしくはこちらの記事をどうぞ↓
特に有名大学や医学部に在籍している学生は、時給が高めに設定されている場合があります。
効率的に稼ぎたい人に向いているでしょう。
スケジュール変更(振替)の融通が利きやすい
家庭教師はマンツーマンでの指導なので、スケジュールの融通が利きやすいのも特徴の1つです。
どうしても指導にうかがえない日も出てきます。
- 部活やサークルの合宿・遠征
- 教育実習
- 就職活動
などでしょう。
また、体調を崩して、休まざるを得ない日も出てきます。
そういうときにはご家庭と相談して、時間をずらしたり、別の日に振り替えたりできます。
もちろん修学旅行などの生徒側の都合で、指導日時を変えなければならない日もあります。
そこはWin-Winの関係やな
一方、集団形式の塾講師のアルバイトとなると、そうはいきません。
集団指導では、たくさんの子どもたちを相手に指導します。
時間割が固定されているので、講師の都合で休むことはなかなかできません。
もちろん家庭教師のバイトでも、勝手な理由でスケジュールを頻繁に変更するのはNGですよ
夕方以降の時間を有効に使える
家庭教師のお仕事は、子どもたちが学校から帰る夕方以降にスタートします。
大学生も夕方までに講義や研究が終われば、家庭教師のバイトができます。
大学生と家庭教師のアルバイトは、スケジュール的に相性がいいんです。
だから、家庭教師は、昔から大学生のバイトの定番なんですね。
大学生が家庭教師のアルバイトをするデメリット
では、家庭教師のアルバイトのデメリットは何なのでしょうか?
大学生が家庭教師のアルバイトをするデメリットは…
- 子どもたちの成績に責任を負う
- 指導の準備には時給が発生しない
- 長時間働きにくい
の3つです。
掘り下げて見ていきましょう。
子どもたちの成績に責任を負う
どんな仕事でも、「責任」が発生します。
家庭教師のアルバイトの場合には、子どもたちの成績に責任を負わなければなりません。
ご家庭は、なぜお金を払って家庭教師を利用するのでしょうか?
それは…
などですよね。
もちろん家庭教師センターの担当社員が責任を取るので、アルバイトの大学生が矢面に立たされることはありません。
でも、自分の指導が、子どもたちの成績や合否に影響を与えるんだということは、しっかりと認識しておきましょう。
指導の準備には時給が発生しない
家庭教師の仕事をしていると…
事前に入試問題を解いておきたい…
オリジナルの問題を作ってあげたい!
と思うことがあります。
特に熱心な講師ほど、指導前の準備を大切にするものです。
でも、時給が発生するのは、ご家庭にうかがって指導をしている時間だけ。
授業の予習や準備の時間には、時給は発生しません。
割に合わへんわ…
と感じる人もいるでしょう。
無理して苦手な教科や、ハイレベルな学年や子どもを担当するとしんどくなってしまうでしょう。
そうならないためにも、自分にとって余裕のあるレベルの生徒を受け持つといいでしょう。
長時間働きにくい
家庭教師のアルバイトは、さきほど紹介した通り、時給が比較的高めです。
ただ、長い時間働くのには向いていません。
たいていの案件は、90分か120分です。
私は150分の案件や、兄弟連続して180分ってのもありましたけど、レアです
たとえば、時給1,500円の案件であっても…
- 【90分指導】1,500円/時間 × 1.5時間 = 2,250円
- 【120分指導】1,500円/時間 × 2時間 = 3,000円
となります。
1日に2件の指導をハシゴすることもできますが、移動時間があるので非効率になっていまいます。
それなら、時給があまり高くなくても、長時間働けるアルバイトの方が稼げますよね。
時給1,000円のバイトでも4時間働けば、4,000円になります。
ほんまやな…
ですので、家庭教師のアルバイトは…
- 短い時間だけ働きたい
- 効率的に働きたい
という大学生に向いています。
まとめ:大学生が家庭教師のアルバイトをするメリット・デメリット
ここまで大学生が家庭教師のアルバイトをするメリットとデメリットを紹介してきました。
家庭教師として働くイメージが湧いたでしょうか?
私自身は、メリットの方が多く感じたので、家庭教師のアルバイトをしていましたし、今でも本職にしています。
みなさんのアルバイト選びの参考になれば幸いです!