指導未経験でも塾講師になれる?就職・転職するコツをプロ講師が解説!

指導未経験でも塾講師になれるか 塾講師への就職・転職
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こんにちは、プロ講師のひかるです。

未経験だけど、塾業界・受験業界にチャレンジしたい!と思うけれど…

教えた経験がないけど、塾講師ってなれるの?
どうやってなればいい?

と悩んでいるかたも多いのではないでしょうか。

今回の記事では…

  • 指導経験なしでも塾講師になれるか
  • 新卒に求められるもの
  • 転職者に求められるもの
  • どのような塾がおすすめか
  • 講師職になるか個別教室の教室長になるか

がわかります。

未経験から塾講師として就職・転職するコツを、元塾講師・現プロ家庭教師が解説します!

皆さんのキャリアの参考になれば幸いです。

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指導経験がなくても塾講師になれる

まず、指導した経験がないけれど、塾講師になれるかどうかですが、

未経験でも塾講師になれます!

塾や家庭教師としてアルバイトをした経験がある場合には、もちろん有利ではあります。

ただ、子どもたちに教えた経験がなくても、採用してくれる塾はけっこうあります。

また、塾講師になるために、教員免許は必要ありません

私の周囲の塾講師たちも、教員免許を持っていない人がほとんどです。

管理人ひかる
管理人ひかる

教育系の学部に通っていながら、私も教員免許は持っていません

つまり、塾講師になろうと思えば、誰でもなることができます。

未経験でも参入しやすいオープンな業界ですね。

ただ、新卒で入社する場合と、転職して塾講師になる場合とでは、求められるものが違ってきます。

どういう人材が求められているのか、次の項で解説していきます!

※塾講師になるための就職・転職ガイド(まとめ記事)はこちらです↓

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新卒組は「期待値」で採用される

まず、新卒で入社する場合に、企業から求められるものから見ていきましょう。

会社は、大学生を「期待値」で採用します。

日本ではいっせいに就職活動をするので、経験値については横一線で評価できません。

ねこ殿
ねこ殿

もちろん塾や家庭教師としてのアルバイト経験はあるかもしらんけど

経験値よりも「これからどれくらい成長するか」という伸びしろを、企業側は買っているわけです。

もちろん教える仕事なので、一定の学力は必要です。

それに「学歴=その人が努力してきた証」です。

勉強で努力してきた人なら、会社に勤めてからも努力し続けられる可能性が高いでしょう。

でも、実際には、塾講師を長く続けていくには、学力・学歴だけでは不十分です。

  • 子どもたちを大切にする人間性
  • 保護者と話すコミュニケーション力

などが必要になってきます。

ですので、企業の人事は、そういった伸びしろに期待して採用するわけですね。

知識や指導スキルは、入社してから研修などで育てることが可能です。

管理人ひかる
管理人ひかる

誰でもみんな初心者なんだから

※塾講師に向いている人の特徴については、こちらの記事もどうぞ↓

【新卒】研修システムがしっかりしている会社がおすすめ!

では、主に「期待値」で採用される新卒の皆さんは、どんな塾に入社すればいいのでしょうか?

新卒組には…

研修システムがしっかりしている会社

がおすすめです。

かんたんに言うと、「大手塾」ですね。

新卒を募集している大手塾は、未経験の講師を育てるための気概と余力があります。

一方、中小規模の塾の場合、未経験の講師を育てる研修システムや余裕がない会社もあります。

まずは大手塾でしっかりとした知識と指導スキルと学ぶといいでしょう。

管理人ひかる
管理人ひかる

研修がハードな大手塾もありますが…

また、のちに転職するときに「箔がつく」というメリットもあります。

大手塾で勤めた経験は、その後のキャリアでも活きるでしょう。

※大手塾と中小規模の塾のメリット・デメリットを比較した記事はこちら↓

【新卒】まず講師職でキャリアを築こう

ひとくちに「塾講師」といっても、いろいろな業務・キャリアが用意されています。

  • 集団指導部門の教室長・エリア長
  • 教科の統括
  • 個別指導部門の教室長・エリア長
  • 教材開発・広報・経理・総務

などです。

ただ、どの道に進むにしても、教科の知識と指導スキルは必要になります。

ですので、まずは「講師職」で知識とテクニックを磨いていくといいでしょう。

社内で出世する場合でも、転職する場合でも、独立・開業する場合でも、必ず役に立ちます。

ねこ殿
ねこ殿

「芸は身を助く」やな

中には「個別指導部門の教室長」を募集している塾もありますが、新卒の場合にはあまりおすすめしません

個別指導では指導するのは主に大学生アルバイトで、教室長はマネジメントの役割を果たします。

子どもたちを導くコーチングスキルや、受講コマ数をアップさせる営業力は身につくでしょう。

ただ、塾講師として肝心の、教科の知識や指導スキルが身につきません

教科の知識や指導スキルがないまま、生徒や保護者を話しても、説得力があまりありません。

まずは講師として入社し、講師としての能力を高めていくといいでしょう。

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転職組は「経験値」で採用される

一方、転職組は「経験値」で採用される場合がほとんどです。

特に人手不足が叫ばれる昨今、即戦力として指導経験がある人は「積極採用」です。

条件面でも「経験者優遇」になってしまうのは、どの業界・職種でも同じですね。

じゃあ、指導経験がないと、やっぱり塾講師にはなれないの?

とガッカリしたかたもいるかもしれません。

でも、指導の経験がなくても、他の「経験値」で中途採用してくれる塾はあります。

【転職】異業種の「経験値」を活かせる会社もある

塾によっては、指導の経験よりも、違った業種での経験を求めている会社もあります。

たとえば、営業力を強化したい塾は営業職の経験者を採用したいと思ってます。

実際、車の販売や不動産屋から転職してきた塾講師もいます。

  • 入塾させるクロージングトーク
  • 追加で受講をうながす営業力
  • 退塾させない説得力

などです。

教えることが大好きな塾講師たちって、こういう営業力・販売力が苦手だったりします。

そこで、営業職の経験者を雇い、営業面から会社を強化していこうと考える塾もあるわけです。

ねこ殿
ねこ殿

え?
指導経験がないと、入社してから苦労するんちゃうん?

と不安に感じるかたもいるでしょう。

実際、入社してから、担当する教科の勉強、入試問題の研究、指導スキルのトレーニングは必要です。

きちんと知識を身につけていないと、生徒に質問されたときに教えることができません。

ただ、中には誰が授業をしても、あまり差がつかない授業システムにしている塾も出てきています。

  • 教材が画一化されている
  • パワーポイントで授業の流れが決まっている
  • 映像授業も活用する

などです。

経験が浅い人でも、授業がしやすいように「均質化」をしているわけですね。

そういう塾の場合、「未経験者も歓迎」として中途採用をしているでしょう。

どんな授業システムになっているかを、選考段階で確認しておくといいでしょう。

また、書類や面接だけでなく、「模擬授業」で選考をおこなう塾もあります。

面接官を相手に授業をしなければなりません。

※模擬授業用のテクニックについては、こちらの記事もどうぞ↓

【転職】どんな「経験値」がいかせるかプロに相談する

ただ、どんなスキルや経験値が、企業に求められているのかが、自分ではわかりにくいものです。

そういう場合には、転職のプロに相談するといいでしょう。

いわゆる「転職エージェント」です。

転職サイトは、自分で求人を探し、自分でスケージューリングして、転職活動を進めなければなりません。

一方、転職エージェントは、キャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。

  • キャリアカウンセリング
  • 求人を紹介してくれる
  • 職務経歴書や自己PRの添削をしてくれる
  • 面接の対策をしてくれる
  • 条件や日程の交渉をしてくれる

などのサービスが基本です。

働きながら転職活動する場合には、転職活動に使える時間が限られています。

転職エージェントを利用することで、効率よく転職しやすくなります。

また、転職エージェントは無料で利用できる会社がほとんどです。

というのも、転職エージェントは、企業側から紹介料を得ているからです。

無料なので、いくつかの転職エージェントに登録して併用している人も多いです。

ねこ殿
ねこ殿

転職のプロがサポートしてくれるのは、ありがたいやん

たとえば、【ユメキャリAgent】という転職エージェントは、現役の企業人事が運営しています。

ですので、企業側がどんな人材を求めているのか、どんなアピールが人事に刺さるのかを熟知しています。

企業側の目線を知って、転職活動できるのは心強いでしょう。

※ユメキャリ転職エージェントの特集記事はこちらです↓

\現役の企業人事が転職をサポート/

転職組には「個別指導の教室長」もおすすめ

また、転職して塾業界にチャレンジする場合には、「個別指導の教室長」というキャリアもおすすめです。

さきほどご紹介したように、個別指導では実際に指導するのは大学生アルバイトたちです。

社員は、子どもたちの学習状況を把握してヤル気を出させ、保護者とコミュニケーションを取るのが主な仕事です。

そのうえで、売上を確保するのも重要な業務です。

個別指導は…

単価 × 人数 × コマ数

で売上が決まります。

ですので、単価が高い受験生をたくさん入塾させ、多くのコマ数を受講させることで、収益が上がるということですね。

営業や販売のスキルなど、異業種での経験が活かせるでしょう。

管理人ひかる
管理人ひかる

もちろんある程度の教科の知識や、入試システム・学校のレベルなどは知っておかなければなりません

個別指導の教室長としてキャリアを積み、複数の教室を管理するエリア長などに昇進していく人もいるでしょう。

塾側も「講師職」だけを求めているわけではなく、幅広い人材を求めています。

教室のマネジメントに興味がある方は、個別指導の教室長として転職するのもいいですね。

※個別指導の教室長の仕事について、詳しくはこちらの記事もどうぞ↓

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まとめ:指導経験なしでも塾講師になれる?就職・転職するコツをプロ講師が解説!

指導した経験がなくても塾講師になれます。

実は、学力・学歴以上に、他のスキルが求められる仕事なんですよね。

新卒で就職する場合と、転職して塾業界にチャレンジする場合とでは、求められる力やキャリアが変わってきます。

ぜひ塾業界・受験業界をいっしょに盛り上げていきましょう!

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